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やっぱりインドの職人は凄かった!手織りストール製作(素人ver.2)

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今日は昨日の続きの話を。

今回の買い付けではバイヤーのMotoがインドカシミール地方を訪れ、現地の手仕事の様子もレポートしてくれています。

今まで2回に渡って、カシミヤの繊維を糸にする工程と、その糸を手織りでストールにする工程について詳しく解説しています。

これも何度かお話ししていることですが、カシミールは長年紛争が続いていて、なかなか訪れることができない場所です。今回は約3年ぶりに行くことができました。さらに手仕事の職人は年々減ってきてしまっているのが現状です。

なので、こういった今の手仕事の現場を見れるのはとても貴重な機会になっています。

Motoのレポートはお客さんにもとても好評なので、まだ見ていない方はぜひご覧くださいね!



そして、僕の方は引き続き、こういった手仕事を素人がやったらどうなるか?
ということをお話していきます。



こっちは完全に番外編なのでさらっと見ていただければと思います 笑


昨日は羊の毛を刈って、その繊維を洗う工程までお話しました。

この次に必要なのが、「解毛」と「カードかけ」。



解毛というのは羊毛を、手でほどいていく作業のこと。


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羊は日々の暮らしの中で草を食べたり、地面に寝そべったりするので、少しずつ毛がくるんとまとまってしまってしまいます。(フェルト化に近い形)それを引っ張りながらほどいていくと、毛に絡まってしまった草やゴミなども取り除くことができます。

この前に毛を洗ってはいますが、やはり毛に絡まった小さな草やゴミは取りきれません。なので、この解毛で綺麗にしてあげます。

かなり地味で地道な作業なので、こういうところで人の性格が出るみたいです 笑


きっちりやる人はゴミが全くなくなりますが、ざっくりの人は、、、、
この作業は向いていません^^;


そして、この次に行うのが「カードかけ」です。



解毛でほどけた羊毛をハンドカートで均一にならし、ふんわりと空気を含ませる工程です。今回はハンドカートと機械の2種類でカードかけを行いました。

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これで繊維が解けて本当に細かくなり、やっと手紡ぎする準備ができます。


そして、技術力の差がとても出る、糸紡ぎを行います。
この時は5日間泊まり込みでストール製作を行ったのですが、そのうち1日半から2日くらいはひたすら糸を紡いでいました。


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指先から繊維出しする量と、足で糸車を回すリズムがちょっとでも合わないと糸の太さがすぐに変わってしまいまいますし、細くしすぎると切れてしまいます。


リズムが取れてきて、糸が長時間一定の太さで紡げている時はとても気持ちがいいです 笑


手紡ぎに関しては以前にブログでもお伝えしているので、こちらをも見ていただければと思います。


この出来上がった糸を染めていきます。
熱湯に染料を混ぜて、紡いだ糸を染めたい色の桶に入れます。ムラにならないよう、熱湯の前でかき混ぜながら煮ていきます。




そして、いよいよ手織りの工程へ。



と、その前に。


手織りをする前の段取りが結構あります。


まずは「整経」。
整経は文字通り、「経糸(たていと)を整える」作業です。


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今回はまっすぐ揃えられた経糸に、緯糸(よこいと)を織り込むことで織物を作っています。経糸がズレていたり、糸の張り具合がバラバラだと、生地がグネグネになってきれいな仕上がりにならないんですね。


そこで必要なのが整経です。
必要な本数、長さを決めて経糸を作ります。


そのあと、仮筬(おさ)を通して巻き取り、手織り機に上げて、綜絖通し(そうこうとうし)、筬通し(おさとおし)を行います。


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ここまで段取りができたらやっと機織りをすることができます。



踏み木を足で動かしながら綜絖(そうこう)を上下させ、糸と糸の間にシャトルを使い緯糸(よこいと)を1本1本入れ、布の形にしていく作業。


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今まで丹精込めて作ってきた糸がストールの形になっていく感動的な瞬間です。





交互に踏み木を踏み、糸と糸の間にシャトルを通し織っていくのですが、初めはうまくシャトルが通らないんですね。
(Motoも現地で体験させてもらった時にシャトルが止まってしまったようです 笑)


回数を重ねるうちにタイミングやシャトルを通すスピードを調整しながら少しずつスムーズに織れるようになっていきます。


とはいえ、通す場所を間違えたり、糸を抜かして織ってしまったり、というトラブルは尽きません。


糸紡ぎもそうですが、機織りもとにかく習うより慣れろ!という言葉がぴったりの仕事だと思います。


短い時間でしたが、やっぱりやり始めの糸の完成度と終わりぎわの糸の完成度は全然違いましたし、織りに関してもそう。だんだんと綺麗になっていっています 笑


とにかく、この2つは経験が物を言う仕事だなー、と体感しました。


その後、手直しと房作り(フリンジ)をしました。
この辺まで来るとゴールは間近。


最後は「縮絨」という、あえてフェルト化させる工程を入れて完成です。

これはストールをふんずけたり、叩きつけたり、という作業をします。今までは繊細な仕事でしたが、ここはそんな言葉は無縁の世界。とにかく豪快にフェルト化をさせていきます。ちなみにこの作業はとても疲れます 笑




そして、出来上がったストールがこちら!



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うーん、手作り感はあるけど美しくないですね 笑


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一方、こちらは熟練した職人が織った手織り手紡ぎカシミヤストール。

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もうね、レベルが違いますよね。



ということで、やっぱりインドの職人はすごかった!!というお話でした 笑


明日は、Motoが手刺繍の工程をレポートしてくれると思いますので、そちらもぜひチェックしてみてください!



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Profile
山崎拓
山崎拓
1982年長野県生まれ。安曇野市在住。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
3児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
肌に直接身につけるものはもちろん、食べ物や生活スタイル全般を出来るだけ健康的で自然に沿ったものにできるよう日々自分自身でも様々なことを試し、顧客にもその効用を伝えている。


2018.07.09

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